読んで字の如く、なのですが
依存症患者は「正常な認知ができていない」とされています



例えば、
部屋を掃除すると綺麗になりますよね
Ａ：綺麗になった（事実）
Ｂ：綺麗になっていない（誤認識）
のように常にＢの判断をしているような状態です

人間それぞれの価値観がありますので、綺麗さにの基準は割愛しますが
いわゆる「一般的に綺麗」なレベルでも依存症者は綺麗だと認められないのです

例えば、ご家族やご友人が依存状態に陥っているときに
・何度も繰り返す
・同じことを言う
・いつまでも「わかならない」と言っている　など
このような状態でお付き合いを続けるのはとても疲弊すると思います



時に突き放すということは大切です
ですが、依存者に共通して言えることは
頭で理解していても心では納得しておらず、見捨てられることが一番の不安です

そんなときに自分は見放されたとなれば、価値が見いだせずより回復が困難となるでしょう
とは言え、依存者の周囲の人にはその方ご自身の生活もあるのですから
つきっきりになることもないと思います

依存者へ何度言っても聞かない、行動が伴わない
→縁を切るぞ！と脅すのは逆効果です
縁を切られてしまえば、「自分は捨てられて当然なのだ」と再度思い込み
最悪の場合には他で新たなる依存者(パートナー)を見つけてくるからです

真摯に依存を断ち切る、と向き合っている方には脅すような発言は控えてください
そして距離をそっとおいてあげてください
恋愛依存者は他者との距離感がわかりません
他者の問題＝自分の問題だと思っているのです

「恋愛依存者の問題を解決するのは恋愛依存者自身」
「他者の問題は他者自身が解決すること」
「わたしはわたし。あなたはあなた。それぞれが別の問題を掲げている」
この線引が理解できていないので冷静さを欠いだ判断をしているのです 

※無論、反省もせず何度も繰り返している場合には
　縁切りも必要です

「恋愛依存症、回避依存症、ダイエット依存症」
こちらを検索されて来られたということは
自覚があったり、自分や自分の大切な人はそうかもしれないと
思うところがあるから読んでいただけてるんだと思います

そこから気付き、
・向き合う
・放置する(今までどおり)
のどちらかになると思います

ですが、まず依存症かもしれないということに気付いたらその事実を受け止めないことには先には進めません
当事者からしたら、依存しているなんて思ってもみないので
「本当に依存しているのかな」「好きだからこそじゃないの」など
と葛藤してしまい、受け止めることができないのです



ですから、焦らずに「依存」という言葉にひっかかるのであれば
冷静に自分と相手の関係を見つける時間を持って下さい
周囲はここで焦らせてはなりません
頭では理解できたとしても、心が納得できないので
焦れば焦るほど、パニックを起こし、対象者との二人っきりの世界に篭ってしまいます
これでは元の黙阿弥ですよね

恋愛依存者の依存が強まって周りが心配する頃には
回避依存者に振り回され、エネルギーも搾取され疲労困憊していると思います
恋愛依存者が笑って過ごしていた頃の本来の姿はほど遠いでしょう

周りは根気よく、一緒にいてあげてください
人一倍見捨てられ不安が強いので
「1人じゃないよ、大丈夫」という気持ちを示してあげてください